何も見えない、真っ白。目を瞑ってるのかどうか、すら、わからない。
ゆるく痺れる指先の感覚、ああ、わたし、まだ両手を組んでる。
真っ白な世界の正体は、ひかりだった。
頭上から降り注ぐ、深い深い海の底に届くか細いひかり。
もっとゆらめいてたはずなのに、
どうして、
目の前が見えないくらい、どうしてこんなに眩しく感じるんだろう。
あ、
灰色の影が見える。
人型になって、色がどんどん濃くなって、
振りかざされる、大きな剣。
風で前髪が揺れる。
忘れてなんか無い、
この剣も、髪の色も、不思議な輝きの瞳も。
困った顔、してる。
真っ白な世界、
もう誰も来ない、眠りの都の奥深く、
透明な祈りの中、
・・・どうして、こんなとこに居るの?
クラウド
、 。
眩しい光がゆらめく一瞬の刹那。
身体中が、炎より熱く燃え上がった気がした。
エアリスは、もう笑わない。
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